フリーランスとして仕事を始めて間もない頃は、不慣れでどうしたら良いかわからないことも多いでしょう。もちろん、ほとんどの作業は慣れていくうちに理解できていくものです。しかし、中には知らないことで不利益を被ったり、トラブルになったりすることもあるので、事前にしっかりと覚えておいた方が良いものもあります。その一つが、仕事で欠かせない請求書を発行するタイミングです。
仕事を請け負って作業をしても、クライアントから請求書を送ってくれと言われることはそうそうありません。請求書を作成して送付する責任は、報酬を請求するフリーランス側だからです。そのため、正しいタイミングで請求書を発行して送付するべきと言えます。
掛け売りもしくは売掛と呼ばれる取引の場合は、毎月の締め日に発行することが多いです。これは1ヶ月分の請求を一つの請求書にまとめ、相手に送ることになります。締め日は、基本的にクライアントが指定している締め日です。そのため、仕事を請け負う際に締め日を聞いておくと良いでしょう。ただし、売掛の場合はそれぞれの企業で支払いルールが異なることもあるので、事前に請求書の発行について話し合っておくと安心です。
一方、都度方式と呼ばれる取引ごともしくは成果物を渡す際に請求書も渡す場合は、納品したり、仕事が終わったりしたタイミングですぐに発行しましょう。成果物を直接渡すのであれば、一緒に請求書を持っていくと相手もわかりやすいですし、見落としを防止できます。